松井歯科医院ブログ

2026.11.06更新

施術を受けられるか相談するご夫婦

 

こんにちは、松井歯科医院院長の松井です。

 

「ホワイトニングをやってみたいけれど、自分は受けられるのだろうか」

 

妊娠中の方、銀歯が多い方、冷たいものがしみる方。ご自身の状況が気になって、予約の前で止まってしまっている方は少なくないと思います。

 

今回は、ホワイトニングを受けられない方と、注意が必要なケースを正直に書いておきます。

 

受けていただけない場合は、その理由もあわせてご説明します。来院されてから「できません」とお伝えするのが、一番申し訳ないことだと思っていますので。

 

ホワイトニングが受けられない方

治療について相談する女性

 

次に当てはまる方には、施術を行っておりません。

 

|妊娠中・授乳中の方

妊娠中および授乳中の方には、ホワイトニングを行っておりません。

 

これは「危険だと分かっているから」ではなく、この時期の方に対する安全性が十分に確認されていないためです。確かめようのないリスクを負っていただく理由はありませんので、お断りしております。

 

出産・授乳が終わられてからのご案内となります。その間にお口の状態を整えておくことはできますので、検診はぜひお越しください。

 

|20歳未満の方

成長期のお子さまには、ホワイトニングは一般的におすすめされていません。

 

永久歯に生え変わって間もない歯は、エナメル質がまだ十分に成熟しておらず、しみやすい状態にあります。また、この年代の方に対する安全性のデータも十分ではありません。

 

当院では、使用する薬剤メーカーの推奨に合わせて、20歳以上の方を対象としております。

 

20歳未満の方で歯の色が気になる場合は、まずクリーニングで着色を落とす方法をご提案しております。表面についた汚れが原因であれば、それだけでも印象が変わることは少なくありません。一度ご相談ください。

 

|治療していない虫歯がある方

虫歯がある状態で薬剤を使うと、強い痛みが出ることがあります。また、虫歯の部分から薬剤が内部に入り込むおそれもあります。

 

この場合は、先に虫歯の治療を済ませてからのご案内になります。

 

|歯ぐきに強い炎症がある方・重度の歯周病の方

歯ぐきが腫れていたり出血していたりする状態では、薬剤が刺激になります。まずは歯ぐきの状態を整えることが優先です。

 

歯周病が進んで歯ぐきが下がっている場合、歯の根元が露出してしみやすくなっている点にも注意が必要です。

 

|重度の知覚過敏がある方

普段から強くしみる状態の方に施術を行うと、つらい思いをさせてしまう可能性が高くなります。まずは知覚過敏への対応を行い、状態が落ち着いてからご相談させてください。

 

|無カタラーゼ症の方

ホワイトニングの薬剤に含まれる成分を体内で分解できない、まれな体質の疾患です。この場合は施術を行えません。診断を受けておられる方は、必ずお知らせください。

 

注意が必要なケース

歯科医院での治療説明の様子

 

受けられないわけではないものの、事前の確認や調整が必要になるケースです。

 

|軽度の知覚過敏がある

事前のケアや、薬剤・照射時間の調整で進められる場合があります。必ず事前にお知らせください。何も伝えずに始めるのと、分かったうえで進めるのとでは、対応がまったく変わります。

 

|歯ぐきが下がって、歯の根元が見えている

根元の部分はエナメル質に覆われていないため、刺激が伝わりやすくなっています。保護の方法を工夫しながら進めます。

 

|歯に細かいひび割れがある

目に見えないほどのひびから刺激が入りやすくなります。診察の際に確認いたします。

 

|銀歯や詰め物が多い

受けていただけますが、人工の歯は白くならないため、色の差が出る可能性があります。次の項で詳しくご説明します。

 

|神経のない歯がある

過去に神経を取る治療をした歯は、通常のホワイトニングでは効果が出にくいとされています。周りだけが白くなって差が目立つこともありますので、事前にご相談ください。

 

|お薬を服用中の方・持病のある方

服用中のお薬や治療中の病気がある場合は、カウンセリングの際に必ずお知らせください。お薬手帳をお持ちいただけると確実です。

 

|生まれつきの変色、薬の影響による変色がある

こうした変色には、通常のホワイトニングでは思うような変化が出ないことがあります。期待どおりにならない可能性を先にお伝えしたうえで、ご判断いただきます。

 

人工の歯への効果について

歯の色を確認するイメージ

 

大事な点なので、あらためてはっきり書いておきます。

 

詰め物・被せ物・差し歯といった人工の歯は、ホワイトニングでは白くなりません。

 

薬剤が作用するのは、天然の歯だけです。セラミックにもレジンにも金属にも、効果はありません。

 

ここで気をつけていただきたいのが、色の差です。

 

治療した当時は周りの歯と色が合っていた詰め物でも、ホワイトニングで周りが明るくなれば、その部分だけが浮いて見えてしまうことがあります。特に前歯では目立ちます。

 

この場合の進め方としては、こういう選択肢があります。

 

・先にホワイトニングで歯の色を決めて、そのあと詰め物を入れ替えて色を合わせる
・詰め物の位置や大きさによっては、そのままでも気にならないこともあります

 

どうするのがよいかは、実際に拝見してご相談させてください。先に知っておいていただければ、後で困ることはありません。

 

詰め物・被せ物そのものを白くしたい方は、こちらの記事をご覧ください。
▶ 銀歯を白くしたい方へ|保険と自費、選べる2つの方法

 

施術後の注意事項

オーラルケア用品のイメージ

 

施術を受けていただいたあとにも、気をつけていただきたいことがあります。

 

施術直後の歯は、普段より色が付きやすい状態になっています。おおむね24~48時間は、色の濃い飲食物を控えてください。

 

・コーヒー、紅茶、緑茶
・赤ワイン、ぶどうジュース
・カレー、ミートソース、醤油の濃い料理
・タバコ

 

あわせて、この期間は炭酸飲料や柑橘類など酸性の強いものも控えていただくとよいかと思います。

 

また、施術後にしみる感じが出ることがあります。多くは時間とともに落ち着きますが、気になる状態が続くようであれば、遠慮なくご連絡ください。

 

具体的な期間や内容は、施術後にあらためてご説明いたします。

 

施術前に確認するチェックリスト

歯科医院でのカウンセリング

 

ご自身で確認していただける項目をまとめました。一つでも当てはまる場合は、カウンセリングの際にお知らせください。

 

□ 妊娠中、または授乳中である
□ 治療していない虫歯がある、または痛む歯がある
□ 歯ぐきが腫れている、歯磨きで出血する
□ 冷たいものがしみる(知覚過敏がある)
□ 歯ぐきが下がって、歯の根元が見えている
□ 前歯に詰め物・被せ物・差し歯が入っている
□ 過去に神経を取る治療をした歯がある
□ 服用中のお薬がある、治療中の病気がある
□ 生まれつき、または薬の影響で歯の色が気になっている
□ 過去にホワイトニングでつらい思いをしたことがある

 

当てはまる項目があっても、それだけで「できません」ということにはなりません。調整して進められる場合も多くあります。

 

大事なのは、始める前に共有しておくことです。何も伝えずに始めるのと、分かったうえで進めるのとでは、こちらの準備がまったく変わりますので。

 

「自分は受けられるだろうか」と迷っておられる方も、まずはカウンセリングにお越しください。受けられない場合は、その理由もきちんとご説明します。無理におすすめすることもいたしません。

 

ご予約は、お電話(078-381-6484)またはページ上部の「WEB予約」から承っております。

 

当院のホワイトニングについては、こちらのページで詳しくご説明しています。
▶ 神戸駅近くでオフィスホワイトニング|歯医者で行う医療ホワイトニングとは

 

よくあるご質問

 

|妊娠中はホワイトニングできませんか?

はい、妊娠中・授乳中の方には施術を行っておりません。安全性が十分に確認されていないためです。出産・授乳が終わられてからのご案内となります。その間も、検診やクリーニングはお受けいただけますので、お気軽にお越しください。

 

|何歳からホワイトニングを受けられますか?

当院では20歳以上の方を対象としております。使用する薬剤メーカーの推奨に合わせたものです。成長期の歯はエナメル質が十分に成熟しておらず、しみやすい状態にあることも理由のひとつです。20歳未満の方には、まずクリーニングで着色を落とす方法をご案内しております。

 

|銀歯があってもホワイトニングできますか?

施術自体は受けていただけます。ただし銀歯や詰め物は白くなりません。効果があるのは天然の歯だけです。前歯に人工の歯がある場合は色の差が出ることがありますので、事前にご相談ください。

 

|歯周病の治療中でも受けられますか?

まずは歯ぐきの状態を整えることが優先です。炎症がある状態では薬剤が刺激になりますし、しみやすくもなります。治療が進んで状態が落ち着いてから、あらためてご相談させてください。

 

|受けられるかどうかだけ聞きに行ってもいいですか?

はい、大丈夫です。むしろ、その形でお越しいただくのが確実です。お口の状態を拝見して、受けていただけるかどうか、注意点は何かをお伝えします。その場でお決めいただく必要はありません。

 

まとめ

 

今回は、ホワイトニングを受けられない方と、注意が必要なケースについてご説明させて頂きました。

 

・妊娠中・授乳中の方には施術を行っておりません
・当院では20歳以上の方を対象としております(薬剤メーカーの推奨に合わせています)
・治療していない虫歯、歯ぐきの強い炎症がある場合は、先にそちらを整えます
・重度の知覚過敏がある方は、先に対応を行ってからのご相談になります
・詰め物・被せ物など人工の歯は白くなりません
・当てはまる項目があっても、調整して進められる場合が多くあります

 

できないことを先にお伝えしておくのが、結果として一番ご迷惑をおかけしない方法だと思っています。

 

当院はJR神戸駅から徒歩5分のところにあります。「自分は受けられるだろうか」と迷っておられる方は、まずお話だけでも聞かせてくださいね。

 

自由診療に関するご案内

 

このページでご紹介しているホワイトニングは自由診療です。公的医療保険が適用されず、費用は全額自己負担となります。

 

|主なリスク・副作用について

・施術中や施術後に、歯がしみることがあります(一時的なことが多いですが、個人差があります)
・効果の程度には個人差があり、白さをお約束するものではありません
・詰め物・被せ物など人工の歯には効果がありません
・神経のない歯には、効果が出にくい場合があります
・施術後しばらくは着色しやすい状態になるため、飲食物に注意が必要です
・時間の経過とともに、色が戻ることがあります
・妊娠中・授乳中の方、お口の状態によっては施術を行えない場合があります

 

|費用について

当院のホワイトニングの費用は下記のとおりです。いずれも自由診療のため、公的医療保険は適用されず、全額自己負担となります。

 

・オフィスホワイトニング(医院で行う・上下の前歯が対象):1回 33,000円(税込)
・ホームホワイトニング(ご自宅で行う):上下 55,000円(税込) / 上か下のみ 31,900円(税込)
・オフィスとホームのセット(ホーム上下との組み合わせ):66,000円(税込)

 

オフィスで白くするのは上下の前歯です。セットはホーム上下との組み合わせで、それぞれを単独でお受けいただく場合より費用をおさえられます。お口の状態やご希望によって回数が変わることもありますので、カウンセリングの際に改めてご案内いたします。費用についてのご説明を十分に行い、ご納得いただいてから施術を開始いたします。

 

ご相談・ご予約

 

お電話のほか、ページ上部の「WEB予約」からも24時間ご予約いただけます。

 

・電話番号:078-381-6484
・診療時間:9:00~13:00/14:30~19:00(土曜の午後は14:00~17:00)
・休診日:木曜・日祝
・アクセス:JR神戸駅より徒歩5分

投稿者: 松井歯科医院